都市計画の公共性

DES07c

『Dic.ofHumanGeogrphy,3rd.ed.』によると,この住宅階級(housingclass)で知られるレックス・モア(RexandMoore;1967)は,「1960年代後半,現代イギリス都市における住宅配置の方法(仕様)の,より現実的分析に焦点をあてた」(McDowell;1994)オータナティブなアプローチを展開したが,この住宅階級に関してパール(Pahl;1975)やサンダース(Saunders;1984,1986)は,生産サイドのみではない消費サイドから共同消費の概念の欠如を批判し,さらに住宅市場に作用する地主や政治・制度の役割を指摘した。
同様に,パーム(Palm;1978)は空間的に断片化した都市内住宅市場の構造を,ハリス(Harris;1986)も住宅の社会的・政治的重要性から,住宅所有と階級との関係を検討した。また,パール(Pahl;1977a,1977b,1979)は個人が都市の希少資源にアクセスする際に生じる,「希少資源へのアクセスの格差=〈社会的拘束〉にかかわってその独立的な制約要素として立ちあらわれる「アーパン・マネージャー」もしくは「ソーシャル・ゲートキーパー」の存在に着目すべきこと」(吉原;1994)を主張した。
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さらにベリー(1976)は,20世紀のヨーロッパの都市化を19世紀の工業化による都市化と区別して「管理された都市化」としてとらえた。西山(1986)はこのベリーの立場について「都市計画の公共性という視点から,北米および第三世界の都市化とは異なるヨーロッパの都市化を再定義した」ものとし,「北米の都市化は都市開発の多くが自由な私企業の投機的事業にまかされ,これまでのアーパニズム論が研究の対象としてきたもの」であり,また「第三世界の都市化は,都市開発が公共利益を求め公的事業として行われるにもかかわらず,すべてが私物化されてしまう性質のものである」のに対して,「ヨーロッパの都市化は,公共の利益という理念に基づいて,開発基準や制度を確立し,私企業の利潤追求の開発論理を規制していく点に特徴がある」

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